ドイツ語A1試験に合格したい。どんな風に勉強したらいいのかわからない。
ドイツ語を学び始めたばかりの頃、私も同じように悩んでました。でも大丈夫です!
ドイツ語初心者でも、充分な試験対策をすれば、独学でもA1試験に合格できるようになります。
これは私の試験結果です。私が受験したのはGoethe-Zertifikat A1: Start Deutsch 1で、日本で受験しました。
もっとこうすればさらに良かったのに!という反省点もふまえて、具体的な勉強法をまとめてみました。ドイツ語A1試験に向けて勉強を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ドイツ語A1試験の勉強法
ドイツ語A1試験の勉強法として私がおすすめするのは、テストと同じ形式の練習問題を繰り返し解くことです。
ドイツ語を上達する方法は他にもたくさんありますが、A1試験に合格するためには練習問題を繰り返し解くことが一番の近道です。
理由は3つあります。
- 試験の形式に慣れることができる。慣れると、試験当日に緊張することが少なくなり力を発揮しやすくなります。
- 単語や文法の定着につながる。間違えた問題を復習することで、自分の弱点を克服することもできます。
- 時間配分や対策の見直しができる。特定の問題で時間がかかっている場合には、その問題に特化した練習をすることで、時間配分を改善することができるようになります。
私はこのことに気付くのが遅くなり、後悔しました。
問題集に手を出したのは試験の2週間ぐらい前。それまで別のドイツ語教材で勉強していました。今思うと効率悪すぎる~!
もちろん、練習問題だけではなく、日常的にドイツ語の単語や文法を定着させることも大切です。
それでも、早めに試験形式の問題に取り組んでいれば、どこがわからないのか具体的な弱点が見えてくるので、効率よく試験対策をすることが可能になります。
ゲーテの公式サイトに練習問題が載っています。
併せてこちらのテキストも取り組むのがおすすめです。試験と同じ形式の練習問題がたくさん載っています。
問題も全部ドイツ語なんだね!なんて書いてあるのかわからないよ~!
初めはびっくりするけど慣れるから大丈夫◎
A1試験対策としては、公式の練習問題と上記の問題集があれば十分です。
- リスニングが早すぎてわからない→まずは初心者向けの動画を見たりして耳を慣れさせる
- 文章問題でよく間違う→単語がわからなかったのか格変化など文法的な要素で間違えたのかをチェック。文法の見直しや単語の格変化を復習する
- そもそも全くわからない(私これでした)→単語の語彙力をアップする。単語がわかるようになれば少しずつわかるようになります!
ドイツ語の基礎は日本語教材で!
実際のA1試験は問題から全てドイツ語です。初心者の場合、基本的な文法などは日本語で理解しておくのがおすすめです。
なぜなら、ドイツ語は文法が難しい言語だからです。私自身の話をすると、今まで全くドイツ語に関わったことのない初心者なのに、ドイツ語のテキストだけで最初は挑もうとしていました。
今考えるとなかなか無謀ですね…!
単語もわからなければ、正しい発音もわからない!それに加えてさらに複雑な単語の変化まであって…と頭がパンクしそうになりました。
- 大学でドイツ語を学んだことがある
- 語学学校でドイツ語を勉強したことがある
こういった場合には、いきなりドイツ語だけでも問題ないかもしれません。
そうではない私と同じような初心者の方、さらに独学の場合は、日本語の易しい教材でまずは基礎を学ぶのが一番確実です。
ドイツ語のスタートラインを使ってました!
絵や図解が多く、視覚的にも覚えやすいテキストです。ちょっとした物語も載っていてCDも付いているので、LesenやHören対策にもおすすめです。
ドイツ語A1試験の具体的な対策
ゲーテドイツ語A1試験について
試験対策として、まずはA1試験のイメージと内容を知っておきましょう!
・相手がゆっくりと明確に発音してくれれれば、簡単な言葉でコミュニケーションすることができます
・日常的でよく使われる表現や簡単な文(例えば自分の家族について、買い物や仕事、身近なことについての情報)を理解し、活用することができます
・自分や他の人を紹介したり、他の人に個人的なこと、例えばどこに住んでいるのか、どんな人を知っているのか、どんなものを持っているかなどを質問をすることができます
引用元:ゲーテ・インスティトゥート
A1ではドイツ語の基礎的な語学力を証明することができるよ
聞く“Hören”
基本的には、問題集のリスニング問題を何度も解くだけで十分です。他には、自分が気になるトピックのYoutubeやPodcastなどをドイツ語で見たり聞いたりするのがおすすめです。
上の動画は、物語になっていて見るのも楽しいので、ちょっとした勉強の息抜きにもなります!
あとはこちらの動画も!
嬉しいポイントが、意味を日本語で話してくれるところ。
- 動画を見なくても音声だけで勉強できる
- 歯磨きしながら~仕事の準備しながら~、ながら学習ができる
ドイツ語を耳に馴染ませるために、よく聞き流して聞いていました。
読む “Lesen”
Lesenも、基本的には練習問題を解くだけで十分です。練習問題を繰り返し解いたり、あとは上記で説明しているように、Youtubeなどのドイツ語字幕を活用するのがおすすめです。
単語さえわかればある程度は理解できるので、試験で出てくる単語をチェックしておくのもすごく大切です。
ゲーテA1試験の単語一覧
書く “Schreiben”
短い作文を書く課題があるので、ある程度練習は必要です。でも大丈夫です!まるっと覚えればいい定型文がいくつかあるので、あとはそれに何パターンかの回答を用意しておけばA1は合格できます。
大事なのは添削してもらうこと。
私はドイツ人夫に添削してもらっていました!
ドイツ人やドイツ語が堪能な友人知人がいる場合はお願いすればいいと思いますが、そんな知り合いいないよ…という場合にはアプリやネット上で添削してもらうことができます。
・HalloTalkアプリでは、フォローしなくても新着のタイムラインを見て添削してくれたり、コメント欄に書き込んだりしてくれます。
・Tandemでは、タンデムパートナーを探して、自分が話せる言語と相手が話せる言語をお互いに教え合うことができます。
アプリなどを使って、一緒に学び合えるのはいいですよね!
話す “Sprechen”
個人的にも一番不安だったのが、話すパートの“Sprechen”でした。実際の試験は下の動画のような流れで行われます。
話すのはとても緊張しますよね。
動画ではかなりスラスラ話していますが、実際の試験では、同じようなレベルのドイツ語初心者ばかりだったので、そこまで身構えなくても大丈夫でした。
Sprechenで大事なのは、はっきり大きな声で話すこと!
どうしても緊張したり、自信がなくなったりすると声が小さくなりがちになってしまいますよね。
でも、同じグループ内の人に何度も聞き返されたり、試験管が聞き取りにくそうなのって試験自体もスムーズじゃなくなると思うんです。
なので、普段からドイツ語で話す際には、はっきり大きな声を心がけるといいですよ。
Sprechenの試験でも出てくるドイツ語数字の読み方については「▶日常生活&旅行で使える!ドイツ語の数字の読み方」を参考にしてみてください。
録音して聞いてみる
録音して自分で聞いてみるのもすごくおすすめです。この単語の発音が聞き取りにくいな、この文章はスムーズに話せていないな、とか、いろいろ発見があります。
最初はかなり恥ずかしいけど、すぐ慣れる!はず!
友人や家族など誰かの前で話す
試験では複数の人数の前で話すので、ドイツ語で誰かの前で話すことに慣れておくと安心です。私はよく家族や実家猫の前で練習していました。
猫にはきょとん顔されてました。笑
話すというアウトプットは相手がいないと難しいことも多いですが、工夫してたくさん話すことが大事です。
まとめ
ドイツ語初心者でも、練習問題を基本として充分な試験対策をすれば、独学でもドイツ語A1試験に合格できるようになります。
語学の学習はこつこつ継続することが大切なので、少しでも楽しんで学習できるといいですよね。
ドイツ語を勉強するモチベーションについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
ドイツ語A1試験、いい結果が残せますように!
Viel Glück!!
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