【ベルリンの博物館島】ペルガモン博物館と芸術鑑賞の旅

ベルリンは芸術の街としても知られていて、多くの美術館や博物館があることでも有名です。

実際にベルリンでの博物館巡りをした経験を元に、今見ておきたい博物館の情報についてまとめました。

特にペルガモン博物館は、2023年10月23日から一時閉館となりますので、早めに訪れるのがおすすめですよ。ぜひ博物館巡りの参考にしてみてください。

2023年９月時点の情報です。開館時間など最新の情報は公式サイトなどからご確認ください。

ベルリンの博物館島：ペルガモン博物館（Pergamonmuseum）

ペルガモン博物館（Pergamonmuseum）は、ユネスコの世界遺産に登録されている博物館島（Museumsinsel）にある博物館のひとつ。この博物館には、世界中から収集された美術品が展示されています。

「ペルガモンの大祭壇」を始めとする、ギリシャ・ローマ時代の彫刻や美術品を中心に展示されていて、その時代が好きな方には特に必見の博物館です。

ペルガモン博物館（Pergamonmuseum）の見どころ

バビロンのイシュタル門

バビロンのイシュタル門は、美しい青色の耐火煉瓦で覆われた装飾的な門で、古代メソポタミア文明の象徴的な建築物として知られています。

この門は紀元前6世紀に建設されたといわれていて、バビロニアの神話に登場する愛と美の女神、イシュタルへの捧げ物とされています。

壁の表面には、ドラゴンや馬など神話的な動物、神々のレリーフ彫刻が施されています。

現代で見ても、色鮮やかで神秘的に感じるこの門は、当時はもっと圧倒される存在だっただろうなと思います。

ペルガモンの大祭壇

ペルガモンの「ゼウスの大祭壇」（紀元前180年－160年頃）-紀元前2世紀、小アジアのペルガモン（現・トルコのベルガマ）で建造された大祭壇が博物館内に再構築されている。全長100メートル以上に及ぶ浮き彫りはギリシャ神話の神々と巨人族との戦い（ギガントマキア）を表したもので、ヘレニズム期の彫刻の代表的なものである。1864年、カール・フーマンらが発見し、ドイツに持ち帰ったものである。

Wikipediaより引用

ペルガモンの大祭壇は、博物館の名前にもなっている見どころのひとつ。ですが、2023年9月現在、残念ながら展示室の工事のため実際に見ることができません。工事自体は2013年から始まっていて、再度ペルガモンの大祭壇を見ることができるようになるのは、2027年以降とのことです。

ミレトスの市場門

現在のトルコにあった都市ミレトスの市場門は、古代ギリシャ建築の巨大な柱が特徴的です。

下も床の装飾がとても細かい！

およそ紀元120～130年頃に建てられたと考えられているそうです。

イスラム文化

ペルガモン博物館には、イスラム文化の美術品も多く展示されています。建物や装飾、カーペットなど細かい模様や細工がとても美しく印象的でした。

ペルガモン博物館の一時閉館と時間チケットについて

ペルガモン博物館は、2023年10月23日に大規模改修のため一時閉鎖されます。それに伴い開館時間が下記の期間、延長されます。

2023年10月10日から22日まで午前9時から午後9時まで

時間指定チケットは博物館のチケットカウンターもしくは、オンライン で、最大4週間前から購入が可能です。（2023年9月12日時点）

こちらから時間チケットの手配もできます。

私はカウンターが混雑していたので利用しませんでしたが、日本語のオーディオガイドも借りることができます。

また、博物館内は、場所によってはかなり暑くなるので、軽装で鑑賞することが推奨されています。

ペルガモン博物館の場所とアクセス